新作『ンルドヴァは瑪瑙の模様の夢遊の誤謬』について




この度、『ンルドヴァは瑪瑙の模様の夢遊の誤謬』という小説作品を、電子書籍で出版しました。

斜塔にとっては、『ディアヴロの茶飯事』に次ぐ、二作目の小説作品の出版ということになります。

どうしてこのタイミングでの出版になったかと言うと、特に意味は無く(笑)、思い立ったからという以外に理由もありません。

この記事を書いているのは2019年4月ですが、現在まで執筆作業に明け暮れていたというわけでもなく、

『ンルドヴァは瑪瑙の模様の夢遊の誤謬』の原稿自体は5年ほど前に完成していました。正確な年月はよく憶えていないです。

多分、『ディアヴロの茶飯事』を出版してのち、半年か1年後くらいに書き始めて、そして数か月後に書き終えたのだと記憶しています。

当時はまだ、紙の本で出版すること以外の選択肢に思い至らず、いつかそれが叶う時のためにと、寝かせておいたというわけです。

しかし最近になって急に、〈電子書籍で出版する〉という方法もあるのだと思い至り、

「このまま寝かせておくよりは良いかな」と、

電子書籍で出版してみることにしました。

『ンルドヴァは瑪瑙の模様の夢遊の誤謬』は、『ディアヴロの茶飯事』同様、

斜塔の剥き出しの初期衝動、創作欲求が色濃く反映された極めて歪(いびつ)な小説作品です。

『ディアヴロの茶飯事』を書き上げた時期と、

『ンルドヴァは瑪瑙の模様の夢遊の誤謬』を書き上げた時期とでは、

その精神状態や執筆環境に然したる変化が及んでおらず、そういった意味では、

『ディアヴロの茶飯事』と『ンルドヴァは瑪瑙の模様の夢遊の誤謬』とは、〈兄妹〉のような関係にあると言って差し支えないでしょう。

Kindleストアの作品紹介文にも書きましたが、

『ンルドヴァは瑪瑙の模様の夢遊の誤謬』は、万人に受け容れられる作品ではありません。

『ディアヴロの茶飯事』を手に取ったことがあるという、稀有な経験の持ち主であればご存知かと思いますが、

斜塔の文体の独特、その筆致の悪癖は、多くの人にとって非常に親しみにくい物であり、それを読んで楽しむ者を選びます。

漢字、常用外漢字、難読漢字、造語、ルビ振りを多用しており、見る人によっては非常に読みづらく、取っつきにくい作品として仕上がっているわけです。

ですので、『ディアヴロの茶飯事』を手に取ったことがあり、

またそれを楽しむことができたという希少な感性の持ち主であれば、概ね面白いと思ってもらえる作品になっていると思いますが、そうでない方の購入は推奨しかねます。

怖い物見たさで買ってみるというのなら、止めはしません。しかし自己責任で購入してください。

価格は、獣の数字であり、悪魔の数字でもある〈666円〉です。

『ンルドヴァは瑪瑙の模様の夢遊の誤謬』には、斜塔の怨念と呪詛が塗り籠められているので、読むと呪われるかもしれません。もしも呪われたとしても、やはりそこは自己責任で対処してください。

また『ンルドヴァは瑪瑙の模様の夢遊の誤謬』には、過激な性的表現が含まれます。そちらもやはり自己責任で。

以下に、簡単な作品紹介文と目次を掲載します。

Kindleストアのページにもあるので、そちらで目を通していただいても構いません。

 

【作品紹介】

少年ンルドヴァは、目を覚ますと城の地下牢獄に囚われていた。

隣の部屋では、ンルドヴァと自分とは兄妹であると言って憚らない少女・ローレライが同様に囚われている。

二人は共に記憶を欠落させており、どうして地下牢獄に囚われているのか、また自身らが何者であるのか解らない。

二人は共に地下牢獄を抜け出し、その城――〈幻影城〉から脱出する術を図る。

〈幻影城〉内を探索していく過程で、

嘘つき男のミュンヒハウゼン、猫のウィルバーフォース、絵画室を管理するデゼッサントらに出会い、〈幻影城〉の概要の一端を垣間見る二人。

果たして〈幻影城〉に秘められた謎とは?

ンルドヴァとローレライはどうして囚われていたのか?

そして二人は一体何者なのか?――

『ディアヴロの茶飯事』の斜塔乖離が送る、奇想と混沌のゴシックファンタジー。

 

【目次】

1ポッゲンドルフ錯視の始原点

2ワルダイエル咽頭輪の嘯く諧謔

3ミュンヒハウゼン執事の惡魔階段

4ドボシュトルタ製法箋の誤植原典

5シェイクスピア喜劇打鍵する無限猿

6グラオラッテ捕獲隊長の贅沢な憂鬱

7ブッテルカッツェ論理矛盾と黒猫回廊

8キーゼルバッハ部位粘膜の糜爛と瘡瘢

9ゲシュタルト崩壊の為の詛呪われた静物

10ノルドシュトロム解析錯謬を嘲る書架叢

11ケルクリング皺襞機能に同調する舞踏間

12ラグランジュ平衡点の帰趨値としての評価

13ウィドマンシュテッテン構造を披瀝させるノイヱ・ザッハリヒカイトに気触れた執筆別棟

以下リンクから購入ページへ進むことができます。

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